阪神大賞典 予想
◉ディープボンド
〇キングオブドラゴン
▲シルヴァーソニック
△ダンビュライト
△サンアップルトン
今年の阪神大賞典はまさに「1強多弱」と言わざるを得ないメンバー構成となった。本命のディープボンドは昨年の覇者だが、その時の平均指数は78ということで格段にレベルアップした今のディープボンドなら「確勝」だろう。レースペースも制している分合致した数値であり、自身の本命を打つ。春の大一番に向けては落とすわけにはいかないだろう。
馬券的には相手探しとなるが、その筆頭は対抗のキングオブドラゴンだ。この5走は逃げないし番手で安定的な強さを見せており、このメンバーでは一目置く存在と言える。今回は最内にダンビュライトが入ったことから番手のレースになるのではないかと予想するが、前走はまさに番手で早めに先頭を捕まえたレースをしており展開的には問題ないだろう。ディープボンドに併せることが出来れば一発まで期待したい。
3番手はシルヴァーソニックに打った。3000mで2回好走しており距離実績が申し分ない1頭だ。最内を抜けたマカオンドールに比べると馬群を縫う形で3着となっており、人気がこちらの方が薄いなら積極的に狙っていきたい。川田騎手とも相性はよく、自在性から馬券圏内を狙いたい所だ。
相手には逃げて1発期待のダンビュライト、唯一のペース適応馬であるサンアップルトンに打つ。いずれにしてもここは馬券の組み立て方がカギとなるだろう。
フォーカス
馬単マルチ11→3.6
3連複11-3.6-1.3.6.13
3連単11→3.6→1.3.6.13
金鯱賞 予想
◎サンレイポケット
〇ジャックドール
▲シフルマン
△レイパパレ
シャドウディーヴァ
金鯱賞は前哨戦という側面からスロー&上がり勝負という体系になりやすい。レースラップでも33秒台の上がりが出ており、そうしたラップで好走をしてきた馬を狙っていきたい。
本命のサンレイポケットは33秒台の上がりを使える馬であり、前走の京都記念では先行馬が残る馬場で後方から追い込んでの3着は着順、着差以上の強さを感じる。上り馬のジャックドールと比較するとG1でも結果を残すこの馬の方がより安定度が高いと判断。大外からの豪脚に期待する。
対抗はジャックドール。指数はこの馬がトップ数値。さらに逃げてこのペースラップを刻むことが出来るのは開幕週ではかなり有利な存在だ。ただG1など一線級で戦う馬に対してはどうか。マイペースで刻むことが出来るかが焦点だ。
3番手はシフルマン。4走前に3勝クラスを同コースで勝利。さらに前走も小倉コースで逃げて34.4秒の脚。速い脚を使う面ではレース適性と合致。穴馬では一考ならこの馬だ。
東京新聞杯 予想
◎カテドラル
〇ホウオウアマゾン
▲カラテ
△ファインルージュ
マルターズディオサ
アオイクレアトール
穴ディアンドル
本命はカテドラルに打った。秋のG1以来の実戦となるが、昨年2着のこの舞台であれば巻き返し可能。近走はゲートでやや立ち遅れるレースが続いているが、乗りやすさを求めた調整をしており、末脚は良いことから東京コースでの競馬は合うだろう。58キロこそあるものの、指数では抜けた馬が6番人気はオッズ妙味が高い。ここは本命で狙う。
対抗はホウオウアマゾン。昨年秋から今年にかけてのトレンドである4歳世代の強襲。このレースも多くの4歳勢が出ているが、その中でも目を引くのがホウオウアマゾンだ。前走の阪神カップはある程度前を行かせる形の競馬で2着。安定感は抜群だ。NHKマイルで敗れた舞台だが、リベンジなるか。
3番手がカラテ。昨年の覇者は1年を通して流石の走り。特に前走はOP特別とはいえ58キロを背負って貫禄勝ち。もちろん数値上でも優秀で、指数は3位タイ。ペースも適正と舞台は整った。今年はより主役走りを見せることが出来るか。
4番手以降は表記の通り。穴で面白いのはディアンドル。このコースで行われたヴィクトリアマイルでは力強い走りを見せており、不慣れな2000mなどで人気を落とす中なら狙うのも面白い存在だ。
有馬記念 予想
◎ステラヴェローチェ
〇クロノジェネシス
▲エフフォーリア
△タイトルホルダー
アサマノイタズラ
本命はステラヴェローチェ。今回のメンバー構成はクロノジェネシスVS3歳馬といった構図と見られている。今年の3歳馬は非常にレベルが高く、ここでも上位を占めるだろう。その中でステラヴェローチェを最有力と取った。ペース適正はメンバーで最も適性があり、指数自体も90と3歳馬としては非常に優秀な数値である。データ面では過去5年に3着以内に入線した3歳馬は全て菊花賞で上がり2位以内となっており、上がり最速を記録しているステラヴェローチェがデータ上では最有力となる。枠不問の立ち回りでスタミナも十分。レベルの高かった菊花賞のリベンジを果たす。
対抗はクロノジェネシス。古馬ではもちろん抜けた存在であり、指数トップは流石の一言。ペースでもしっかりと適正を示しており、強力3歳勢を抑えるならこの馬だろう。宝塚記念馬が連勝していることもある意味好材料。タフなレースでも勝ちきれる面を見せつけて有終の美を飾ることが出来るのか。
3番手はエフフォーリア。間違いなくこの3歳馬では抜けた存在。平均指数にするとタイトルホルダーに劣るが前走の天皇賞秋では3歳馬史上最高指数の130を記録。ここ2走の伸びは顕著であり、勢いは十分だ。3歳馬のローテとしては菊花賞からの出走のみ馬券圏内に入っているが天皇賞秋を上り3位で勝っているという意味では前例を覆す存在になるのではないか。先行勢を見る位置で脚を溜めれば末脚ははじけ飛ぶだろう。
4番手にはタイトルホルダー。指数面でも大外枠を克服できる能力はあるだろう。中間ペースを緩ませたとはいえ上りも早く使っての菊花賞逃げ切りは見事。エフフォーリアとはまた違った能力の高さを証明した。有馬記念らしくタフなレースになればこの馬にも展開が向く。外目で馬群に包まれなければより良さが活きてくるだろう。
その他ではエリザベス女王杯でG1を制し、タフな展開でも問題の無いアカイイト、菊花賞で上がり最速を記録したアサマノイタズラにも印を打った。
朝日杯FS 予想
◎セリフォス
〇オタルエバー
▲アルナシーム
△ドーブネ
スプリットザシー
トウシンマカオ
カジュフェイス
ヴィアドロローサ
抑 ジオグリフ
本命はセリフォス。今回のメンバーは比較的ペースギャップが少なく、指数争いを重点に置いた。その意味ではセリフォス「1強」。特に新潟2歳Sはメンバー唯一の100台を記録。開催終盤の馬場で内から抜けたのは力の証明。前走はスムーズな競馬とは言えなかったものの80台を維持。大外豪脚で差せる脚は今の阪神開催には向いた脚だろう。ペースが速くなり後続が流れ込む展開ならより差し脚が活きる。内枠でモタれないかが不安だが、鞍上がスムーズに外に出せればここは「必勝」だろう。
対抗はオタルエバーにした。新潟2歳S3着馬ならばここでも高評価をしなければならない。馬場の真ん中で粘り通した脚は底力の証明だ。逃げ馬だがコメントで「前半は我慢」という言葉が出てきたところからも逃げ争いからは距離を置くとみた。折り合いがカギだが調教でもその点に重点を置いたようで、第1集団を見る位置で競馬を進められれば直線で早め抜け出す構図に持ち込めるだろう。
3番手はアルナシーム。キャリア2戦でペース最適応。指数も平均でまずまずと1発有りと見た。問題は前走の走りをどう見るか。後方から大きく捲り上げて最後失速というある意味幼さが出てしまったが、今回は馬具などで調整するなど工夫を行っている。ポテンシャルは高いだけに気性がはまれば軽視は禁物だろう。
4番手はドーブネ。高額取引馬らしく2戦2勝で勝ち上がっており、アルナシーム同様ペースも指数も合格点だ。スムーズにゲートが出られれば先行できる脚があるのも好材料だ。前走との間隔がやや不安材料だが馬券圏内は十分だ。
その他は△の各馬。カジュフェイスやヴィアドロローサもペースとのギャップが優秀という面で押さえの評価とした。
阪神ジュベナイルフィリーズ 予想
◎サークルオブライフ
〇タナザウイング
▲ラブリイユアアイズ
△キミワクイーン
ナムラクレア
ナムラリコリス
ダークペイジ
本命はサークルオブライフ。ペース適正が合う馬が少ない2歳戦らしい構図となったが、ペース適正最上位のサークルオブライフを本命にした。指数自体も安定的に80前後を出せており、ここでも好走は期待できる。前走の物足りなさは否めないが、このメンバー構成ならば頭まで期待する。
対抗以下は穴をねらいたい。新馬戦で90の高指数を叩き出したタナザウイングを対抗にする。10月の新馬戦以来の実戦だが、新馬の指数ではメンバー最高。2戦目での一発を期待したい。
3番手はラブリイユアアイズ。前走の京王杯は伸び脚活かして3着に食い込んだ。元々連勝で勝ち上がっているだけに混合戦で好走したのは能力の証。中団から追い込み脚を活かして上位に食い込めるか。
その他では高レベルの新潟2歳組であるキミワクイーン、連勝で勝ち上がっているダークペイジを推したい。
ジャパンカップ 予想
◎シャフリヤール
〇コントレイル
▲サンレイポケット
シャドウディーヴァ
2強ムードのジャパンカップ。このメンバーであればその2強には逆らわずに行きたい。そこで本命はシャフリヤール。3歳馬ながら平均指数は2位。強豪ぞろいの3歳世代で頂点に立った馬らしく、素晴らしい指数を出している。前走は道悪のため度外視ができ、前々走のダービーでは天皇賞秋を制したエフフォーリアに先着をしている。そうした意味で距離、コース、メンバー構成で絶対視されるのは当然のこと。枠も2枠4番と内目に入り、必勝態勢は整った。
対抗はコントレイル。引退レースとなるこのジャパンカップだが、現役最強クラスが揃った天皇賞に比べるとややメンバー弱化した印象を受ける。ならば昨年2着のこの馬の有終の美を飾ることも可能だろう。枠も1枠と好枠をGET。距離は適距離とは言えないものの、何とかこなせる位置には入れた。新たな3歳馬を迎え撃つが、はたして有終の美は飾れるか。
3番手はサンレイポケットに打った。前走の天皇賞では3強に迫る末脚を見せた。直線の長いコースでは安定的に末脚を発揮してくれている。今回は2400mで1周コースという面からやや割り引いたが、強襲は押さえておきたいところだ。
4番手はアリストテレス。春先からちぐはぐなレースが続いたが前走で勢いを取り戻したか。先行して粘り込める脚があるのはこのコースにおいては有効な脚。キセキやブルームが後続を離す逃げになるとより粘り脚は活きそうだ。得意の中長距離で大金星を狙う。
5番手は横並びでオーソリティとシャドウディーヴァ。アルゼンチン共和国杯で久々の勝利を挙げたオーソリティは東京コースの相性抜群。やや人気過多な面は嫌な部分だが、3連系を買うなら必須の馬だ。シャドウディーヴァは鞍上交代で末脚勝負に賭けるだろう。前が速くなればこの馬にも展開が活きる。